装置の開発・発注の背景

導入

すり身ラインの導入は、水産加工品における需要の増加とそれに伴う製造効率の向上を図るため、および熟練労働力の不足に対応する手段として着手されました。
この導入により、機械化を通じて生産プロセスをより効率的にし、製品の品質を均一化することが可能となり、結果として安定した生産体制の確立を目指しています。
また、自動化されたラインは食品安全基準を充足し、より厳格な衛生管理を実現することで、消費者への高品質な製品の安定供給を保証することを目的としています。

概要

連続混練機 連続混練機は、脱水肉と添加物を効率的かつ均一に混合することができる唯一の装置です。この機械は、冷却された密閉容器内で混合作業を行うため、製品温度の管理が容易であり、高品質な製品を安定的に生産することが可能です。また、非混合物である脱水肉や添加物を設定した混合比率で供給しながら処理するため、部分的な混合バラツキが発生しません。

さらに、全ての工程が機械内部で行われるため、外部からの異物混入のリスクがなく、衛生的な環境を確保できます。人手による操作が不要なため、作業ミスが発生せず、安定した製造プロセスが実現します。

特にすり身製造ラインにおいては、すり身と添加物を効率よく混ぜながら粘りを形成し、品質を安定させる重要な役割を果たします。この装置は、大量生産に適した連続処理機能や温度管理機能を備えており、生産性向上や衛生管理の面でも優れた特徴を持っています。連続混練機は、省人化されたすり身の製造の現場で欠かせない設備です。
充填包装機 すり身加工におけるイシダテックの充填包装機は、高精度な計量技術を備え、従来機と比較して計量結果を包装機へフィードバックし、安定した重量供給を実現することで、毎分10枚の安定した処理速度を維持しながら、製品の品質保持や鮮度維持、生産効率の向上に貢献する衛生的で信頼性の高い機械です。

装置の能力

10枚/分(10kg充填)
包装サイズ 参考値 長さ650×幅350×高さ70

機械寸法

連続混練機 全長2200×全幅900×高さ600
充填包装機 全長4500×全幅1600×高さ1500

アピールポイント

このすり身製造ラインは、連続混練機と充填包装機を組み合わせることで効率的かつ衛生的な大量生産を実現し、安定した品質と鮮度を消費者に届けることを可能にします。
また、長年の実績から、メンテナンス性も考慮された設計となっております。

担当者より

「すり身製造ラインの導入により、生産プロセスを効率化し、安定した高品質な製品を消費者に提供できるようになりました。これにより、需要の増加にも柔軟に対応しつつ、衛生管理の強化も図れたことで、消費者の信頼をさらに高めることができていると感じています。」とのお声を頂いております。
イシダテックは、これからもお客様の製造工程を支える高品質なソリューションを提供し続けます。
ぜひ、製品に関するご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。