装置の開発・発注の背景

概要

缶詰用みかんの製造工程において、外皮を効率よく除去するために導入された湯煮機です。
みかんを温水で一時的に湯煮することで外果皮を柔らかくし、その後の「切り込み → ローラーむき」工程をスムーズにします。
これにより、むきやすさの向上と加工品質の安定化を実現しました。

特長

最適な温度管理
インバーター制御により、みかんの状態に合わせて温度と搬送速度を柔軟に調整可能です。
お客様自身で簡単に設定変更ができ、品質の安定と効率的な処理を両立します。

装置能力

  1. 3Lサイズのみかんを基準に、1分間あたり300個の処理能力を確保
  2. インバーターによる速度調整により、生産ラインやご要望に応じた設計対応が可能

アピールポイント

品質の安定化
温度・速度をインバーター制御で柔軟に設定できるため、製品ごとのばらつきを抑え、安定した加工品質を実現します。

高い処理能力
3Lサイズのみかんで1分間300個の処理が可能。大量生産ラインにも対応できます。

省人化・効率化
外皮が処理しやすくなることで、後工程の負担を軽減。人手削減や生産効率の向上につながります。

お客様仕様への柔軟対応
搬送速度や温度条件の調整だけでなく、ライン構成に合わせたカスタマイズ設計が可能。既存設備との連携もスムーズに行えます。

お客様の声

「処理能力も十分で、1分間300個のスピードは大ロット生産に大きく貢献しました。インバーター制御で温度や速度を細かく調整できるため、品種やサイズが異なっても品質が安定。人員削減やラインの効率化にもつながりました。さらに、ラインに合わせたカスタマイズ対応により、既存設備との連携もスムーズに行え、大変助かりました。」