2026年10月14日、NHKニュース(鹿児島放送局)にて、薩摩酒造株式会社様の頴娃蒸溜所(鹿児島県南九州市)で稼働しているAIによるサツマイモ選別システムが紹介されました。
本システムは、当社と薩摩酒造様が共同で取り組んだ「酒造用原料芋の選別AIの開発・実証実験」をもとにしています。
取り組みの背景
芋焼酎の製造では、大量の原料芋の中から病害や虫食いで傷んだ芋を取り除く選別作業が欠かせません。従来は作業員の目視に頼っていましたが、少子高齢化などを背景に、仕込みの時期に必要な作業者を確保することが年々難しくなっていました。
実証実験から本格導入へ
当社は薩摩酒造様の選別作業者による原料芋の良否判断を教師データとしてAIを共同開発し、実証実験を行いました。ランダムに配置・搬送される芋に対してもAIで判定できることを確認し、実証で得られたデータや課題を実生産ラインへの実装に活かしてまいりました。
現在、システムはベルトコンベアーで流れてくる芋をカメラで撮影し、傷んでいるものを判別して自動的に別ラインへ振り分けています。NHKの報道によると、同蒸溜所では2025年から本格導入され、従来と同じ1時間あたり約13トンの処理能力を保ちながら、作業にあたる人数は導入前より約10名少ない体制で運用されているとのことです。
今後に向けて
担い手不足は焼酎業界全体が抱える課題です。当社は今回の取り組みで得た知見を活かし、この技術が業界全体の発展につながるよう、取り組みを広げてまいります。
芋焼酎をはじめとする食品・飲料製造の現場が抱える人手不足や品質確保の課題に対し、引き続きAI検査や搬送・原料処理の技術でお応えしてまいります。AI検査の検証やご相談は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
▶ NHKニュース記事はこちら(外部サイトへ遷移します):AIでサツマイモ選別作業 焼酎メーカーが人手不足対策 南九州 | NHKニュース
▶ 実績紹介:【検証事例】酒造用原料芋の選別AIの開発・実証実験(#600050)